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Hotnews ホットニュース <バックナンバー>


ホットニュース2007

ペイシャント・ページャーが大好評

病院の待合室で、いつになるともわからない順番待ちをして疲れきったという経験をお持ちの方は結構多いのではないでしょうか?いつ頃名前を呼ばれるかわからないので、待合室を離れることもできず、長い時間ただただ待ち続けるというのは、かなりストレスフルなものです。

南オーストラリアのアデレードにあるフリンダース・メディカル・センターでは、この問題を解決しようと、外来部門でペイシャント・ページャーのシステムを試験的に取り入れました。外来クリニックが混んでいて、診察が予定よりも遅れているようなときには、受付でペーシャント(患者)にページャーが渡されます。診察時間が近づくと、ページャーが音とバイブレーションとフラッシュによって「そろそろ順番が来ますよ。クリニックに戻ってきてください。」というメッセージを伝えます。よって、ペーシャントはそれまでの間、のんびりコーヒーを飲んだり、散歩をしたり、自由に時間が過ごせるわけで、現在試験期間ではありますが、すでに大好評を得ているということです。


急性期病院における認知症高齢者への対応能力

オーストラリア高齢者ケア協会の代表であるロッド・ヤング氏は、このたび、認知症高齢者の急性期病院入院事例をもとに、急性期病院における認知症高齢者の扱いは、まだまだ改善される必要があると述べました。
急性期病院のスタッフが、認知症を理解しておらず、病院における環境(建物や設計を含む)の不適切さやサポートの不十分さが目立つとされています。


クイーンズランド・スマートハウス・イニシャティブ(QSHI)

QSHIとは、どのようなサポートを提供したら、高齢者・障害者・慢性疾患者が、自立してできるだけ長く自宅で生活していけるかを研究するプロジェクトです。

このたび、ブリスベンにあるイオーナ・ビレッジ内のセルフケア・ユニットのひとつが、スマートハウスのモデルユニットとして、スティーブン・ロバートソン保健大臣によりオープンされました。このユニットは、QSHIのリサーチのセンターとして、また実験的ユニットとして使われることになります。

センサー&モニターシステム、(例:居住者が転倒しそうである、時間になってもベッドから起き上がっていない、火の消し忘れ、薬の時間 等々)、24時間利用できるのコミュニケーションシステム などテクノロジーを駆使したこれらのサポートシステムは、将来、病院やハイケア施設(重介護施設)の代わりに利用されるものになるかもしれません。


高齢者ケアの総合的ウェブサイト

高齢者やその家族にとって、必要なアドバイス・サポート・サービスなどの適切な情報を入手することは、容易なことではありません。オーストラリアでは、高齢者やその家族が簡単に必要な情報を入手することができるように、高齢者ケアに関する総合的なウェブサイトが作られました。政府とSMSマネジメント&テクノロジー社が3年かけて作り出したこのウェブサイトは、高齢者とその家族が最も簡単に適切な情報が得られるようにくふうがこらされています。毎月のサーチ数は、「施設ケア」が50,000から70,000件、「地域在宅ケア」が3,000から6,000件。政府は今年中に、このウェブサイトの見直しを計画しており、今後も改良を加えてよりよいものを作り上げていく方針とのことです。


第26回高齢者ケア協会コングレス開催

高齢者ケア分野における最高の教育とネットワーキングの場といわれる高齢者ケア協会のコングレスが、今年はシドニーで開催されることになりました。

月日:2007年10月28日〜30日
場所:シドニー・コンヴェンション&エキシビション・センター(ダーリング・ハーバー)
詳細:http://www.agedcareassociation.com.au


SICO SOUTH PACIFICがウォール・ベッドを開発設置

SICOは、最近、NSW州の主な病院の腫瘍科病棟に、50以上のウォール・ベッドを設置しました。これは、お子さんが入院治療やリハビリテーションを受けている間、そのご両親に提供されます。床に置かれた戸棚やキャビネットと同じぐらいの高さで、スタッフの邪魔にならないように工夫されており、これを利用して、ご両親にできるだけ休息や睡眠をとってもらおうとするものです。
Sicoは、ウォール・ベッドを置けない場所用に、今後さらにロール・アウェイ・ベッドと呼ばれるタイプのベッドを設置したいとしています。


非英語圏出身の認知症高齢者へのサポート

オーストラリアの認知症高齢者の12%以上は非英語圏の出身者です。
長年英語を使って生活してきた人々ですが、たいていは、認知症の進行とともに第二外国語(英語)の能力を失っていきます。

The Access Economics (アクセス・エコノミー) は、英語力の劣る認知症高齢者が利用できるサポートサービスは、英語力のある認知症高齢者のためのそれよりも少ないという調査結果を報告しています。オーストラリアの老年学協会長であるトニー・ブロウ教授は、すべてのオーストラリア人は、優れた認知症ケアとサポートを平等に提供されるべきであるとし、政府に対して、英語を母国語としない認知症高齢者のために、特別なリソースが必要であることを提言しました。各文化に対応したケアの提供、文化的に適切な診断やスクリーニングツールの開発、そして、文化的要素と認知症の関係に関するリサーチの実施などが必要だとされています。


暗い絵は心臓によくない??

カナダにある循環器疾患の専門病院でのお話です。アート・セラピー(芸術療法・絵画療法)の実験の一貫として、試験的に、重厚な絵、暗い感じの絵が病院内の壁に飾られました。気味の悪いゴリラ、視線の鋭い人物のポートレート・・・。その結果、人々の緊張や焦燥感の増加などが認められました。病院スタッフ、患者、見舞い客を含む100名を対象にして行なわれたこの実験の詳細は、北米の「ヘルスケアにおけるアート」学会で来月報告されることになっています。


タスマニア州で高齢者サポートプログラムの予算拡張

タスマニア州では、高齢者ケアの2プログラムへの予算の拡張がありました。まずひとつは、トランジショナル・ケア・プログラム(移行期ケアプログラム)で、増額によりより多くの高齢者が、退院後に自信をもって自宅に戻ることができるようになると予想されています。

2つ目はおなじみのHACC(ホーム・アンド・コミュニティー・ケア)で、高齢者や障害者の在宅生活をサポートするプログラムです。HACCの予算の拡張? (2006−2007年、計4190万ドル) により、より多くの高齢者が自宅での生活を継続できるようになると思われます。




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